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2017年12月7日の大崎裕史の今日の一杯

東京都品川区大井町

昨年5月オープン。当初は醤油そば〜牡蠣のアヒージョ添え〜、塩そば〜甘エビの和風アメリケーヌ 海の恵み〜、焼きチーズとトマトの塩そば〜ジェノベーゼを漂わせて〜、という面白いメニューを出していたが、今年6月にリニュアル。醤油と塩、その特製と限定メニューになった。スープは鶏ベースだが、そのブランドが日々変化する。例えば今日は比内地鶏と純系名古屋コーチン。12/2は奥久慈軍鶏、11/27は青森シャモロック、など。8月にうちのスタッフが「今日の一杯」で書いているが「三位一体」が素晴らしかったので重ねて紹介したい。

「当店の中華そばは完成された「料理」ですので卓上調味料は一切置いてありません。麺の固さなどのリクエストにはお応えしておりません。化学調味料を一切使用しておりませんので化学調味料ファンの方はご遠慮願います。店主が一番美味しいと思う中華そばをご提供いたします。」というのは前と変わらず。

基本メニューがシンプルになった、と聞いて行ってみたのだが限定メニューが妙にそそられ、そちらに変更。そそられたメニューは「三位一体(金目鯛×蛤×乾物)」(白醤油たれ)。これを800円で出しているのに興味を持ったのだ。頼んだのはその特製(ワンタン2個、味玉、鶏チャーシュー1枚)で1050円。

手前と奥のスープの色が違うように見えたので混ぜる前に飲んでみたら手前は金目鯛の味、奥は蛤の味だった。しまった、作るところを見てなかった。味が違うスープをどうやって盛り付けたんだろう?なんとなく麺や具で二分されている感じがある。直接聞くにも混んでいたので聞けず、あとでメールで聞いてみた。するとスープは一つで手前に金目鯛の香味油を掛けていたようだ。

それにしても驚いた。しばらく混ぜずに手前と奥とを交互に食べたりして、途中で混ぜてももちろんうまい。麺が柔らかめの茹であげだが店主が書いているとおり、スープと合わさっていい塩梅になっている。二種類のチャーシューやワンタン、穂先メンマ、味玉もそつなく、これは基本メニューも食べ直さないと、と強く思った。でも鶏が日替わりだし、限定の三位一体シリーズや他の限定メニューもあるので次来た時に何を頼むか、実に迷いそう。さらに丼ものは数種類あってどれもセットで10円なんだとか。次回はこれも必須だ。

お店データ

中華そば 大井町 和渦

東京都品川区大井1丁目41-1 薩田ビル(大井町)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。