なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「柚子塩らーめん  (真空手揉麺) 淡麗 ¥1080」@AFURI 恵比寿の写真平日 曇天 13:45 先客12名 後客4名

〝第35回 RDBの超高性能スーパーコンピューターが算出したオススメ店は本当に私に合うのか!〟を開催する。

このイベントは、RDB PC版のオススメに挙がる六店舗から、その店のイチオシではなく自分の好きそうなメニューを食べて採点し超高性能スパコンとの勝敗を決めるものである。決してお店との勝負ではないのは理解していただきたい。

採点基準は90点以上付いたなら私のKO負け、80点以上ならば判定負け、70点台なら引き分けとし60点台なら判定勝ち、59点以下の点数ならば私のKO勝ちとする。

過去34戦の対戦相手は「風雲児 」「麵屋一燈 」「煮干しつけ麺宮元 」「竹末東京プレミアム 」「さんじ 」「麺処 晴」「燦燦斗」「神田 勝本」「中華そば屋 伊藤」「麺処 ほん田」「煮干中華ソバ イチカワ」「麺屋 和利道 warito」「らーめん 芝浜」「らーめん かねかつ」「狼煙〜NOROSHI〜」「ラーメン大至」「中華ソバ 伊吹」「麺処 朧月」「Bonito Noodle RAIK」「中華蕎麦 とみ田」「陽はまたのぼる」「神田とりそば なな蓮」「ソバダイニング クアトロ」「旬麺しろ八」「MENSHO」「麺小屋 てち」「らーめん 鉢ノ葦葉本店」「らぁ麺 飛鶏」「中華そば 勝本」「◯心厨房」「家系総本山 吉村家」「自家製麺 くろ松」「麺処 いち林」「miso style となみ」と名だたる有名店や人気店が並ぶが、通算対戦成績は34戦15勝10敗8分8KO勝ち1KO負け1没収試合と、スパコンのオススメに対しては勝利が先行している状況だ。

度重なる地方巡業の影響でスパコンのオススメが広範囲に広がってしまい収拾がつかない状況下に、突如として都内の中でも近隣にあるコチラが挙がってきたのだ。系列店の六本木店にはレビュー済みなので、ある程度の結果は予測できるが新たな出会いがあるかもしれないと初対戦を決めた。

昼ピークを避けて午後1時過ぎに自宅を出ると、湿度の高い天候の中を歩いて向かった。交通量の多い明治通りを避けて裏通りを20分ほど進むと渋谷橋交差点へと出てきた。そこからは喧騒を離れた渋谷川沿いに佇むオシャレな外観の店先に辿り着いた。混み合いそうな時間帯を外して来たつもりが、入口付近には食券を購入する人で並びが出来ている。しかし店内には空席が見えるので先客の食券購入を待って店内へと入った。

入口左手にはTERAOKA製タッチパネル式券売機を導入されていて、初心者には戸惑いと緊張感が襲ってくる。ICカード対応の最先端の券売機を前にして本日のお題を品定めをするが、本来ならばマイスタンダードの醤油系で勝負を挑むはずなのだが今回は違うメニューを選んでしまった。というのも通常のボタン式の券売機と違って必然的に店側のオススメするメニューに導かれてしまい、一番大きな画面の標題を発券してしまったのだ。せめてもの抵抗に麺だけには変化を持たせて真空手揉麺を選択してみた。

スタッフさんの誘導で長いカウンターの奥の方へと案内され、川沿いの窓ガラスの前の席に腰を下ろした。そこからの店内風景は見晴らしが良すぎて、見たくないものまで見てしまった。ちょうど昼のピークが過ぎて厨房内のゴミ袋の交換のタイミングだったのだと思うのだが、私の席の横から川沿いのテラスにゴミ袋が運ばれたのだ。建物の構造上の理由で仕方ないのは当然分かるのだが、そのゴミ袋を運んだスタッフさんがホールに戻ると手も洗わずに配膳を行なっていたのだ。それが私のラーメンではなかったにしろ、見ていて気持ちの良いものではなかった。しかしそのスタッフさん一人のためだけに、これから出てくるラーメンの評価を下げるつもりはないので気持ちを落ち着かせるためにお冷を飲んで店内を見渡してみた。

外観同様にオシャレなコンクリートの打ちっ放しの店内を、本日は六人体制で回している。昼時のピークを過ぎたといっても若いサラリーマンの男子や、恵比須女子でまだまだ賑わいを見せている。そんな中でも手の空いたスタッフさんは掃除に余念がないので厨房内はピカピカで清潔感はあるが、掃除をしている手のままで配膳しているのが気になってしまう。これだけマニュアル化されている店なので、手洗いは慣行となっていると思っていたらそうではないようだ。そんな残念な思いで待っていると、着席して5分で我が杯が到着した。

その姿はオリジナルの阿夫利山が描かれた白磁切立丼の中でも、やはりマニュアルだけでは徹底しきれないと思える景色を見せている。良く言えば人の手の匂いのする盛り付けとも思えるが、悪く言えば定義を守るだけに則った感情の込もってない仕事ぶりにも感じてしまう。そんな丁寧さや繊細さを感じない表情を眺めがら、複雑な思いでレンゲを手にした。

まずは花葉色のスープをひとくち。かなり低めの温度設定のスープに感じるのは〝柚子塩〟と謳っているだけに柑橘系の香りと酸味が先行してくるが、フレッシュ感の無さは柚子果汁を使用しているからだろうか。初期値で入ってある味玉の上には黄柚子の皮も添えてあったが、スープに溶け出すような盛り付けではないので柚子果汁によると思われる。それはベースのスープにある動物系の旨みの判別がつかないような柑橘の強さなので、自分の選択した〝柚子塩〟を悔やみながらスープを諦めてレンゲを箸に持ち替えた。

全粒粉真空手揉み麺という大げさにも思える麺に変更したのだが、真空ミキサーを早くから導入された製麺所の麺だけに大きな期待をしながら麺を持ち上げてみる。そこには麺上げまでジャスト120秒の平打ちぢれ麺が現れて、かなりのハリの強さが箸先から伝わってくる。真空麺ならではと思われる透明感のある麺肌も見られ、さすがは都内屈指の製麺所の麺と思わせる仕上がりと思える。そんな黄色みを帯びながらもグルテンの熟成度を思わせる麺を一気にすすり上げると、硬いとも思われる口当たりが唇を刺激する。鋭いイントロダクションで登場した中太麺を噛みつぶしてみると、タフな歯応えを残す食感が個性的ではある。しかし食感としてはゴワつきにも思えるので、淡麗柑橘系スープとの相性としては疑問が残ったので私のミスチョイスを反省した。

冒頭で感じたマニュアルでは補えきれないと思った点の一つが具材のチャーシューだった。各店舗で盛り付け直前に豚バラの煮豚チャーシューを専用の焼き台で炙っているのだが、それを調理する人の具材愛で仕上がりに大きな違いが生まれると感じた。今回のチャーシューは写真からも分かるように、片面を炙りすぎてチャーシューが反り返っていたのだ。それによって焦げてしまったチャーシューからは苦味ばかりが主張してしまい巻き型煮豚の持ち味のない、肉汁を残していないパサついた歯応えの残念な仕上がりとなっている。

基本で入っている味玉なので期待はしてなかったが半カットの味玉はセントラルキッチンで調理されて運ばれてきた具材なのだろうか、安定した仕上がりで黄身にまで浸透した出汁感が良かった。

食感を加える為にメンマではなくタケノコの細切りが添えてあったが、塩系スープとの相性はメンマよりも良いと思えた。狙い通りに軽やかながらも歯応えのアクセントを与えてくれた。

海苔も回転率が良いので鮮度も良く香り口溶けともに良好で、質の高い海苔を採用されていると感じた。

薬味には彩り要員の水菜が添えてあるが切ってからの時間超過を示す切り口や、雑な盛り付け方からは作り手の思いが伝わってこない。

中盤以降は柚子果汁の風味にも慣れてきたがスープを飲み干すには至らず、麺だけは平らげて箸を置いた。

今回の採点は60点となったのでスパコンとの対決は私の判定勝ちとなり、これで通算対戦成績は35戦16勝10敗8分8KO勝ち1KO負け1没収試合となった。

今回の対戦によって都内でのオススメ店は、つけ麺専門店を残すだけになってしまった。その他の五店舗は遠征が必要なエリアばかりとなってしまったので、またラーメン旅の計画を立てなければならない一杯となった。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

もうかなり昔であるが1度だけ訪問したことがある。
当時はお世辞にも「オシャレ」とは言えない鰻長屋のようなお店だった。
元々は神奈川の麺屋だったと思うが、当時も柚子塩をいただいた。
特徴的なのは炭火で焦がした三枚肉ぐらいの印象しか残っていないが、
いまでも営業されていて嬉しい。

昭和のBecky! | 2019年9月18日 10:24

深夜族には重宝できる店ですよね。有名人も時々パパラッチされてるみたいですしね。

のらのら | 2019年9月18日 14:21