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「中華そば 醤油 ¥730+味玉 ¥100」@はりけんラーメンの写真土曜日 晴天 11:20 先待ち6名 後客20名以上

〝麺遊空間いばらき 一泊二日ラーメンめぐり〟

突如として思い立った茨城遠征だったがラーメン旅の一食目を飾った「松屋製麺所」では、早朝から幸先の良いスタートを切る事ができた。大満足で店を後にして目の前の筑波山口バス停に戻ると運良く5分後に発車する、つくばセンター行きのバスが停車していた。バスの案内を見ると先ほど下車した沼田バス停というのは直行便のシャトルバスの停留所だったようで、この駅との関連性がようやく理解できた。停車中のこのバスは各停留所に停まるようだが先を急いだ旅ではないので、のんびりとつくば駅まで戻る事にした。

行きのシャトルバスよりも15分ほど時間がかかったが、無事につくば駅まで戻ってこられた。しかしこの先は何一つとして計画を立ててないので、ひとまずは今後の作戦を練るために駅前のカフェに入った。RDBをつくば市に絞り込んで総合ランキングをみると、第1位の店には昨年ではあるが訪問済みなので第2位を調べてみるとコチラがヒットした。お店情報を見るとレビュー数も多く人気の高さを信じて初訪問を決めたのたが、いかんせん現在の時刻は午前10時前と11時半開店までは時間があり過ぎた。そこで少しだけカフェで長居をさせてもらい、一時間ほど経過した後で本日の二軒目であるコチラを目指した。

今度は駅前から関東鉄道バス テクノパーク大穂行きに乗車して、10分ほどで最寄りの給食センターバス停に着いた。ここからは真夏の炎天下の中を15分も歩いて店へと向かった。直射日光を遮る建物が全くない道沿いを、ひたすら歩いて行くと小さな森のような木陰の下に店の看板を見つけると、ようやく目的地にたどり着いた。定刻の10分前の現着となったが、すでに店前の大きな駐車場には数台の車が駐車してあり店先には人の並びが出来ていた。

大きな木に囲まれた楽園のオアシスのような佇まいの店先には、懐かしいコカコーラの赤いベンチが外待ち席として置かれてある。大木の下で直射日光が当たらずに待機できる上に、サンルーフまで設置されているので雨の日でも快適に待つ事が出来そうだ。ここまで歩いて来て流した汗が嘘のように引いていき、外待ちベンチの最後のひと席に座った途端に8分も早くスタッフさんからオープンの案内があった。

白地にロゴの入った暖簾が掛けられると、先客に続いて店内に入った。入口正面に置かれた券売機の中から本日のお題を品定めするが、最上部がマイスタンダードの醤油系となっていたので迷う事なくボタンを押した。好物の味玉も追加発券して、地元の常連さんを見習って着席前にセルフでお冷を汲んでからカウンターに腰を下ろした。

カウンター越しに店内を見渡してみると、年季の入った古めかしさが味わいとなっている店内を本日は三人体制で回している。その三人のコンビネーションは見事でテーブル席も多くある広めの客席を、分業制の持ち場を淡々とこなしながらラーメンやギョウザを仕上げていく。本日の客層は日曜日という事もあって家族客も多く、ギョウザやごはん類を追加している方も多い。ラーメンの種類だけでもたくさんあるメニューの他に、サイドメニューも人気があるようで多種多様な注文が飛び交っている。しかし完璧なオペレーションで次々と仕上げられる料理に見とれていると、着席して10分くらいの第2ロットにて我が杯が到着した。

その姿は白磁の鳴門丼の中で、見慣れない景色を見せている。初見では何か判別できない具材があったので不思議な印象を受けた。それでも全体の色合いとしては穏やかで落ち着いているので、謎の具材に気を奪われないようにレンゲを手にした。

まずは黄朽葉色のスープをひとくち。見るからに厚めの香味油が表層を覆い隠すスープにレンゲを落とし込むと、大量の油膜が波を打つように大きく揺れた。その瞬間に破けた油膜の隙間をかいくぐって立ち昇った香りには、甲殻類の香りが潜んでいた。豊富なメニューの中にはエビ風味というものもあるが、基本の中華そばにも少し使われているのだろうか。特徴のある香りがオリジナリティを表現するスープを口に含むと、予想以上のオイル質な口当たりを唇で感じとった。すぐさま口内は油膜でコーティングされ、少々重たく感じるスタートとなった。その厚めの香味油のおかげでスープの温度は非常に高くなっていて、その高温の理由は器にも隠されている。その理由は盛り付け前の汚れてない器を食洗機に入れてカラ洗いをして温めているのだ。これならば器を湯煎にかけなくても、一度に多くの器を温める事ができるので良く考えられた方法だ。肝心の味の方は魚介主体といった感じはなくバランス重視の味わいとなっていて、派手さのないスープに香味油で厚化粧をしているようだ。カエシの醤油ダレが、しっかりと利いている割には優しく感じるのも香味油のおかげなのかもしれない。

一度に多くのテボさばきから生まれた麺を箸で持ち上げてみると、半透明で少し太めのちぢれ麺が現れた。麺上げまで150秒の面をすすり上げると、何とも言えない独特のすすり心地が印象に残る。それ麺の長さが短く切られているので、一気にすすり終える事ができるからだろう。普段からアジア系の麺類は出来るだけ噛まずにすするようにしているのだが、時々麺が長すぎて一度ではすすり切れない麺に当たる事がある。その時のすすり心地の悪さと言ったら、苦行や拷問のようでもある。しかしこちらの麺は短めで、ちぢれの形状も緩やかなのでフィニッシュ感が素晴らしい。短いながらも唇を刺激しながら滑り込んできた麺を噛みつぶすと、もっちりとした歯応えが良く食べ応えも十分である。

具材のチャーシューは豚バラを煮豚型で仕込んであるが、柔らかく仕上がってはいるが豚肉本来の旨みが抜けているとも感じた。味付け自体も控えてあるので、食感も含めて物足りなく思ってしまった。

追加した味玉は冷たい提供温度が残念だった。先ほどのチャーシューなどは電子レンジで温めてからカットされていたが、味玉に関しては冷蔵庫の冷たさが残ってしまっていた。味付けや熟成感も好みからは外れてしまい、追加しなくても良かった味玉だった。

短かったのは麺だけでなく穂先メンマも短くなっていた。これは意図して切られたものか、 自然と崩れて短くなったのかは分からないが、せっかくのメンマの食感が乏しくなってしまった。味付けはとても良かったので、食感のアクセントによりも味わいに特化した穂先メンマとなっていた。

謎の具材と思われたものは、あおさ海苔を上に乗せたうす揚げだった。しっかりと煮汁でで炊かれてあるが、いなり寿司の油あげほどは濃くはなく優しい味わいで添えてあった。何か特別な理由があるのだろうが大きな必要性は感じなかったのが本音で、あおさ海苔の土台としての役割だけに思えた。

あおさ海苔が中盤からは自然とスープに溶け出してきたが、味変アイテムとしては香りがない海苔だった。それが幸いしてスープに変化をつけなくて個人的には助かった。生のあおさ海苔に見えたが旬の時期を思えば乾燥あおさ海苔を戻したものなのだろうか。それならば香りの少なさにも納得できる。

薬味のネギ類の香りはしっかりと感じられてアクセントになってくれて、油っぽくなってきた口の中をリセットする役割も果たしたくれた。

中盤からも麺の食感の楽しさが牽引してくれて麺と具材は完食できたが、オイリーなスープは飲み干す事はできずにレンゲを置いた。

食べ終えて席を立つ時に周囲を見ると、こんなに暑い日にもかかわらずラーメンを食べている客が多く、つけ麺の客は一人しかいなかった。本日だけに限ってなのかもしれないが、熱々のラーメンの方が人気となっていた。

店を出て先ほど降りたバス停まで歩いて戻る最中に帰りのバスの時刻を調べると、土日は一日四本しか走っておらず15分後のバスを逃すと次は3時間後だと知った。田んぼの中を早足でバス停へと向かう途中で、久しぶりに見たシオカラトンボに誘導されるように何とか間に合ってバス停に着いた。ひがしおおどおりと読むらしいが、筑波大前なのに東大通りという通り名に違和感を感じながら誰一人として乗客のいないバスの車内で次の候補店を探すことになった一杯でした。

投稿 | コメント (4) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

長〜いレビューは無視して最後の1/4から(笑)
田んぼのシオカラトンボのくだりは妙に寂しくないですか?
まぁご自身で選んだラ旅なんで。

昭和のBecky! | 2019年8月2日 00:17

おはようございます、ども。
こちら、まだ人気継続のようですね。
現在、外待ちは猛暑でたまらないかと。

それにしてもバスで移動とは驚きです。
まるで、TVのサイコロふる旅みたいですね。

村八分 | 2019年8月2日 03:11

ベキさん、せめて1/3くらいから読んで下さいよw 誰ひとり歩いている人などいない通り沿いで生命を感じるものがシオカラトンボくらいだったものですから。ひとり身の寂しさを痛感しました。

のらのら | 2019年8月2日 07:52

村さんおはようございます。歩兵民なのでバスしか移動手段がないので大変です。今回は暑さよりもバス移動との戦いの旅でした。

のらのら | 2019年8月2日 07:54